新たなアクター6 キャパシティ・ビルディング支援団体

今回は、「フィランソロピーのニューフロンティア」における新たなアクターとして「キャパシティ・ビルディング支援団体」を紹介します。「キャパシティ・ビルディング支援団体」自体は、「フィランソロピーのニュー・フロンティア」が登場する前から活動を行ってきました。しかし、フロンティアの登場により、新たなアクターが登場しています。 続きを読む

新たなアクター5 社会的投資ブローカー

フィランソロピーのニューフロンティア」の新たなアクターとして、次に紹介するのは「社会的投資ブローカー(Enterprise Broker)」です。この概念、非常に独特の概念で、おそらく「フィランソロピーのニューフロンティア」の研究チーム以外にはまったく共有されていないと思いますが、今後、きちんと分析していくことが必要な重要な考え方だと思います。 続きを読む

新たなアクター4 フィランソロピー銀行としての財団

これまで、「フィランソロピーのニューフロンティア」に登場した新たなアクターを紹介してきました。それは、社会的投資仲介機関社会的証券取引など、社会的投資を志向した組織が中心でした。では、伝統的フィランソロピーにおいて中核的な位置を占めていた財団は、この「フィランソロピーのニューフロンティア」においてどのような位置を占めるのでしょうか。「フィランソロピーのニューフロンティア」提唱者のレスター・サラモン教授は、「フィランソロピー銀行としての財団」という概念を使って、財団の新たな役割を分析しようとしています。 続きを読む

新たなアクター3 社会的証券取引

フィランソロピーのニューフロンティア」における新たなアクターとして、次に紹介するのは「社会的証券取引(Social Stock Exchange)」です。たぶん、様々なアクターの中でも、この領域がもっとも興味深いものではないでしょうか。 続きを読む

新たなアクター1 社会的投資仲介機関

フィランソロピーのニューフロンティア」には、伝統的フィランソロピーにおいて見られなかったような新たなアクターが登場し、重要な役割を果たしています。これから、幾つかの主要アクターについて紹介していきたいと思います。なお、特に断らない限り、この論考はレスター・サラモン編「フィランソロピーのニューフロンティア」の内容に基づくことをお断りしておきます。 続きを読む

欧米の「転換型財団」

しばらく日本を離れているので、なかなか日本の現状をキャッチアップすることが出来ないのですが、どうも、いろいろな方のブログやフェイスブックを眺めていると、日本では、休眠口座のお金をどうするかという議論がなされているようですね。この点に直接関係しているわけではないのですが、日本の公益法人改革との関連で、先日、サラモン教授と話をしていたときに、面白いポイントを教えていただいたので、シェアしておきたいと思います。 続きを読む

サラモン教授のNew Frontier of Philanthropy プロジェクト

9月14日(金)、ワシントンDCにあるジョンズホプキンス大学SAISで、サラモン教授が、New Frontier of Philanthropyプロジェクトについてのプレゼンテーションを行いました。1時間半という短い時間だったこともあり、要点だけをまとめた簡潔なものだったのですが、現在、サラモン教授が市民社会研究所で進めておられるプロジェクトの全体像を理解することの出来る良い講演会でした。ということで、今回は、教授のプレゼンテーションに基づいて、プロジェクトの内容を紹介したいと思います。 続きを読む