「フィランソロピーのニューフロンティア」の特徴の一つに、「社会的インパクト評価」の発展が挙げられます。これについて紹介するには、おそらく専門書1冊分の枚数が必要になる程、研究も手法の開発も進んでいます。今回は、入門編として「フィランソロピーのニューフロンティア」における議論の概要をご紹介したいと思います。 続きを読む
新たなツール6 社会的責任投資・購入
「フィランソロピーのニューフロンティア」における新たなツールの一つに「社会的責任投資・購入(Socially Responsible Investing and Purchasing)」があります。これらは、20世紀初頭から存在していましたが、近年、フィランソロピーのツールとして、その重要性を増してきています。 続きを読む
新たなツール5 社会的インパクト債
「フィランソロピーのニューフロンティア」において、近年、最も注目を集めている手法の一つが、「社会的インパクト債(Scoial Impact Bond)」です。2015年には、日本でも幾つかのパイロットプロジェクトが立ち上がっています。今回は、この概要について紹介します。 続きを読む
新たなツール4 プライベート・エクイティ投資
今までは、「フィランソロピーのニューフロンティア」に登場した新たなツールとして、主に債務(debt)手法を通じた資金調達を紹介してきました。しかし、「ローンと信用補完」で説明したように、ソーシャル・セクターが利用できる資金リソースには、これ以外に「株式(エクイティ)」があります。ここでは、「プライベート・エクイティ投資(Private Equity Investments)」について紹介しましょう。 続きを読む
新たなツール3 証券化
「フィランソロピーのニューフロンティア」における新たなツールとして今回紹介するのは、「証券化(Securitization)」です。日本のソーシャル・セクターで、証券化を通じて資金を調達するというのはなかなか想像できないですが、米国では幾つかの試みがなされています。 続きを読む
新たなツール2 確定利付証券
「フィランソロピーのニューフロンティア」において新たに登場した支援ツールとして次にご紹介するのは、「確定利付証券(Fixed-income Securities)」です。これは、国債、地方債、社債など、広く利用されてきた金融ツールですが、近年、ソーシャル・セクターにおいても利用されるようになってきました。 続きを読む
新たなツール1 ローンと信用補完
「フィランソロピーのニューフロンティア」における「新たなアクター」の紹介に続いて、「新たなツール」を紹介していきます。伝統的な寄付や助成とは異なる新たな支援ツールにはどのようなものがあるのでしょうか。引き続きレスター・サラモン教授編「フィランソロピーのニューフロンティア」の各章の記述を中心に概要を共有したいと思います。今回は、「ローンと信用補完」です。 続きを読む
新たなアクター9 共同ファンディング
「フィランソロピーのニューフロンティア」に登場したアクターとして最後に紹介するのは、「共同ファンディング(Funding Collaborative)」と呼ばれる枠組みです。その名の通り、個人や組織が共同で寄付や助成・投資を行うというものです。 続きを読む
新たなアクター8 企業設立慈善基金
「フィランソロピーのニューフロンティア」において、90年代以降、急速に拡大しているアクターとして、「企業設立慈善基金(Corporate-originated Charitable Funds)」があります。 続きを読む
新たなアクター7 オンライン寄付・投資サイト
「フィランソロピーのニューフロンティア」における新たなアクターの中でも、最も多様な拡がりを見せているのが、「オンライン寄付・投資サイト(Online Portals & Exchanges)」です。もちろん、インターネットが登場した比較的早い段階から、オンライン上で寄付を募るという行為は始まっていました。しかし、近年、この「オンライン寄付・投資サイト」は専門化と多様化が急速に進行しています。 続きを読む