新たなアクター9 共同ファンディング

フィランソロピーのニューフロンティア」に登場したアクターとして最後に紹介するのは、「共同ファンディング(Funding Collaborative)」と呼ばれる枠組みです。その名の通り、個人や組織が共同で寄付や助成・投資を行うというものです。 続きを読む

主要欧米助成財団の最新動向

先ほど紹介した笹川平和財団委託調査「国際グラント・メイキングの課題と展望:グローバル・フィランソロピーの時代における助成財団の新たな役割」に関連し、2013年3月に、欧米で主に国際交流・協力分野で活動している主要財団の動向調査を行いました。対象は、米国の主要16財団に日本・アジアに焦点をあてた4財団を加えた計20財団と、欧州の主要15財団です。 続きを読む

グローバル・フィランソロピーの時代における助成財団の新たな役割

1.欧米を中心としたフィランソロピー・セクターの発展

1990年代以降、欧米先進諸国を中心に、国際社会におけるフィランソロピーの状況は大きく変化しました。90年代以降、欧米においては助成財団セクターが大きく発展しました。また、助成財団のグラント・メイキング手法も戦略化が進み、様々な支援手法が発展してきました。 続きを読む

サラモン教授のNew Frontier of Philanthropy プロジェクト

9月14日(金)、ワシントンDCにあるジョンズホプキンス大学SAISで、サラモン教授が、New Frontier of Philanthropyプロジェクトについてのプレゼンテーションを行いました。1時間半という短い時間だったこともあり、要点だけをまとめた簡潔なものだったのですが、現在、サラモン教授が市民社会研究所で進めておられるプロジェクトの全体像を理解することの出来る良い講演会でした。ということで、今回は、教授のプレゼンテーションに基づいて、プロジェクトの内容を紹介したいと思います。 続きを読む