これまで、「フィランソロピーのニューフロンティア」に登場した新たなアクターを紹介してきました。それは、社会的投資仲介機関や社会的証券取引など、社会的投資を志向した組織が中心でした。では、伝統的フィランソロピーにおいて中核的な位置を占めていた財団は、この「フィランソロピーのニューフロンティア」においてどのような位置を占めるのでしょうか。「フィランソロピーのニューフロンティア」提唱者のレスター・サラモン教授は、「フィランソロピー銀行としての財団」という概念を使って、財団の新たな役割を分析しようとしています。 続きを読む