新たなアクター6 キャパシティ・ビルディング支援団体

今回は、「フィランソロピーのニューフロンティア」における新たなアクターとして「キャパシティ・ビルディング支援団体」を紹介します。「キャパシティ・ビルディング支援団体」自体は、「フィランソロピーのニュー・フロンティア」が登場する前から活動を行ってきました。しかし、フロンティアの登場により、新たなアクターが登場しています。 続きを読む

新たなアクター5 社会的投資ブローカー

フィランソロピーのニューフロンティア」の新たなアクターとして、次に紹介するのは「社会的投資ブローカー(Enterprise Broker)」です。この概念、非常に独特の概念で、おそらく「フィランソロピーのニューフロンティア」の研究チーム以外にはまったく共有されていないと思いますが、今後、きちんと分析していくことが必要な重要な考え方だと思います。 続きを読む

新たなアクター4 フィランソロピー銀行としての財団

これまで、「フィランソロピーのニューフロンティア」に登場した新たなアクターを紹介してきました。それは、社会的投資仲介機関社会的証券取引など、社会的投資を志向した組織が中心でした。では、伝統的フィランソロピーにおいて中核的な位置を占めていた財団は、この「フィランソロピーのニューフロンティア」においてどのような位置を占めるのでしょうか。「フィランソロピーのニューフロンティア」提唱者のレスター・サラモン教授は、「フィランソロピー銀行としての財団」という概念を使って、財団の新たな役割を分析しようとしています。 続きを読む

新たなアクター3 社会的証券取引

フィランソロピーのニューフロンティア」における新たなアクターとして、次に紹介するのは「社会的証券取引(Social Stock Exchange)」です。たぶん、様々なアクターの中でも、この領域がもっとも興味深いものではないでしょうか。 続きを読む

新たなアクター1 社会的投資仲介機関

フィランソロピーのニューフロンティア」には、伝統的フィランソロピーにおいて見られなかったような新たなアクターが登場し、重要な役割を果たしています。これから、幾つかの主要アクターについて紹介していきたいと思います。なお、特に断らない限り、この論考はレスター・サラモン編「フィランソロピーのニューフロンティア」の内容に基づくことをお断りしておきます。 続きを読む

ジャパン・ソーシャル・イノベーション・フォーラムを立ち上げました

いつも「フィランソロピーのフロンティア」をご覧頂きありがとうございます。このブログでは、ジョンズ・ホプキンス大学市民社会研究所の「フィランソロピーの新しいフロンティア」プロジェクトの紹介を中心に記事を書いています。しかし、欧米では、NPO経営や社会的企業、あるいは社会的投資やITテクノロジーなど、多様な分野でソーシャル・イノベーションが発展しています。 続きを読む

主要欧米助成財団の最新動向

先ほど紹介した笹川平和財団委託調査「国際グラント・メイキングの課題と展望:グローバル・フィランソロピーの時代における助成財団の新たな役割」に関連し、2013年3月に、欧米で主に国際交流・協力分野で活動している主要財団の動向調査を行いました。対象は、米国の主要16財団に日本・アジアに焦点をあてた4財団を加えた計20財団と、欧州の主要15財団です。 続きを読む

グローバル・フィランソロピーの時代における助成財団の新たな役割

1.欧米を中心としたフィランソロピー・セクターの発展

1990年代以降、欧米先進諸国を中心に、国際社会におけるフィランソロピーの状況は大きく変化しました。90年代以降、欧米においては助成財団セクターが大きく発展しました。また、助成財団のグラント・メイキング手法も戦略化が進み、様々な支援手法が発展してきました。 続きを読む

恊働を通じた社会的インパクトの実現:Forces for Good, Collective Impact, Catalytic Philanthropy

前回のブログでご紹介した通り、現在のNPOに求められている最大の役割は、「恊働」を通じた社会的インパクトの実現です。これについて、幾つかの論点をご紹介したいと思います。 続きを読む